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ヴァンフォーレ甲府の2018シーズンを振り返る

1年でのJ1復帰を目標に掲げ、「完遂」というクラブスローガンで挑んだ今シーズン。しかし予想していた以上に苦戦し、結局は昇格プレーオフにも絡めずに最終順位は9位という不本意な結果に終わった。

吉田体制2年目となった今季、開幕ダッシュは完全に失敗。吉田監督が指揮をとった11節までの成績は2勝5分4敗。僅か2勝で指揮官は甲府を去った。

その後、上野監督が就任し、一時は4連勝と勢いづくもリーグ中盤戦(第12節~第32節)の成績は9勝3分9敗と負けも多く、勝ち点を積み上げることができなかったため、上位陣との差が大きく広がった。

終盤戦はようやく失点も止まり、安定した戦いができるようになったが、時すでに遅し。ここでの1点差をモノにする粘り強い戦いがもう少し早くできていたら違った結果になっていたかもしれない。

J1昇格失敗にはいくつかの原因が考えられる。上野監督のコメントにもあったように年間56試合という他のJ2クラブに比べると恐ろしいくらいに多い試合数。そこに主力の負傷離脱が重なってしまったことが非常に大きい。またシーズン途中の補強も外れてしまったことも低迷した理由だ。ジエゴ、フェフージン、瀬戸、清水には期待が大きかったが、これといった目立った活躍もできなかった。

それでも上野監督はキャンプという準備期間もない中、就任後はリーグ戦14勝6分11敗、ルヴァンと天皇杯はベスト8という成績を残した。守備組織の構築という課題はあったが、よくやったのではないかと思う。

今季の失敗から得たものを活かし、これから来季に向け、チームの方向性そして選手補強などをしっかりと準備してもらいたい。